ケールより臭みが少なく育ちの早い大麦若葉は、最近では青汁の原料の代表とも言える栄養たっぷりの野菜です。
カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅などといったミネラル類や、β-カロテンやビタミンB1、ビタミンCなどのビタミン類のほか、豊富な食物繊維、アミノ酸、さらにSOD酵素、クロロフィルなど多種多様な栄養素を含んでいます。
野菜不足や栄養の偏りが気になる方の栄養補助や健康の増進・維持におすすめです。
大麦若葉に含まれる主な栄養素とその働き
大麦若葉には多種類の栄養素が含まれています。
なかでも特徴的なのが強力な抗酸化作用を持つSOD酵素や体内からコレステロールやダイオキシンなどの余分なものを排出してくれる作用が注目のクロロフィル(葉緑素)です。
大麦若葉に含まれる主な成分
SOD酵素、クロロフィル、ルテイン、食物繊維、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、β-カロテン、ビタミンB1、ビタミンC、ビタミンK、トリプトファン、アラニンなど
大麦若葉に含まれるSOD酵素の働き
SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)酵素とは、体内の抗酸化を抑制する働きのある酵素です。
私たちの体内には酵素が数千種類以上も存在すると言われていますが、なかでもSOD酵素は活性酸素を除去する働きのある特別な酵素です。
活性酸素が必要以上に体内で増えてしまうと細胞を傷つけてしまいます。その結果、老化の促進や体の不調、さらには生活習慣病の原因となってしまいます。
紫外線や電磁波、喫煙などそとからの要因に加え、ストレスや不規則な生活といった日頃の生活の負担も活性酸素が増える原因となることが分かっています。
大麦若葉に含まれるクロロフィルの働き
クロロフィル(葉緑素)は植物に含まれる緑色の元である天然色素です。
二酸化炭素から植物が生きていくために必要な有機物を合成する「光合成」に不可欠な成分ですが、人間の体内に取り込まれると有害物質を吸着し、排出させる解毒作用を持っています。
また、血管の中のコレステロールを吸着し、血液の流れを良くしたり細胞を活性化させる働きがあることが分かっています。
大麦若葉の青汁はこんな人におすすめ
- 健康の増進・維持に
- コレステロール値が気になる方
- 血糖値が気になる方
- 高齢者
- アンチエイジング目的の方
おすすめの大麦若葉青汁
健康メーカー「サンスター」から発売の、100%国産、食品添加物不使用の青汁です。
原料は大麦若葉のほか、ブロッコリー、ケール、明日葉、モロヘイヤといった5種類の野菜のみ。余計なものは一切含まれず、野菜のみを粉砕して作られています。
通常の青汁が3~4グラムなのに対し、サンスターの青汁は1袋当たり10グラム。
1杯で100グラム相当の野菜を摂ることができます。
血糖値が気になる方はこちらもおすすめ
血糖値が気になる方の場合は、特定保健用食品(トクホ)認定の「大正製薬 ヘルスマネージ 大麦若葉青汁」がおすすめです。
糖の吸収を緩やかにしてくれる食物繊維「難消化性デキストリン」を配合しています。
こちらも参考に:「食後の血糖値を上げないために青汁を利用してみよう」